日本・中国でのビジネスモデルを考える

日中間を行き来するビジネスコンサルタントのビジネスモデルやアイデアフラッシュ

選択オプションが多い中国

中国にいる時は何をするにせよ日本に比べて選択肢が増えてしまいます。

例えば「目的地までの移動」ということでも
時間の"正確性"や"安全性"という余計なことまで考えた上でタクシー・電車・バスなど手段を選択することになります。

1人で行動する時は適当に選択しますが、お客さんと一緒の時は時間通りに目的地に着くか?事故などの安全性はどうか?など日本にいると気にしなくてもいい要素までも考えなければなりません。


それは、日本企業が中国への事業進出を考える場合も同じで、さぁ、法人設立だっていう時も独資、合弁、合作などいくつかの出資形態から選択しなければなりません。

そして、その会社(または個人)にとって今後中国での事業が成功するか否かは、既にこの時から始まってるのです。
日本で法人設立するような感覚で「取りあえず、資本金を出して独資による現地法人の設立を」って安易に設立してしまうと、後で大変なことになる可能性もあるということです。

様々な進出条件やリスクの考え方などに差はありますが、特に政府規制の無い業種で、大企業のように最初から関連子会社化する必要の無い場合には
・そのビジネスを中国で成功させるという強い意欲と
・将来も継続して中国でのマーケット拡大を強く望む意志
といった意欲がある場合に限って言えば、

私としては、まず最初に、例え合弁でも『内資』の方向で一度検討されては?って思ってます。

え?
それだと、経営権が握れなくてリスクが大きいんじゃない?
って言われる方もおられると思います。

でも、一般的に独資での設立が表面上は最もリスクが少ないようには思われてますが、中国での様々なリスク比較は単純に法律上の株式保有比率だけではできません。

なぜなら、外資企業は内資企業と比較すると、それだけで既ににある外資規制と中国では日常茶飯事の政府による「○月×日より、外資規制」などという大きな『政治的リスク』を最初から背負うことにもなります。

そして、
最も大切なことが、このブログにも何度か書いているように、どんな進出形態であっても中国人との信頼関係の構築とその関係を深くしていくことが中国ビジネスの成功への道であり、責任と権限を与えて"任せる"ことをしないと中国マーケットでの成功はあり得ないと考えれば、中国人との信頼関係の構築が将来を見た大きな意味でのリスクヘッジにもなるんじゃないでしょうか。

最初は小さくとも共同作業により事業が成功すれば、当初の『人的リスク』は逆に大きな『財産』となって次の中国ビジネスへの安心感を与えてくれることは間違いありません。
中国では日本以上に「人」に頼らざるを得ません。中国で成功するか否かの鍵は「人」なんですから。


私が進出した当時は、まだまだ日本企業(日本人)と一緒にビジネスを行い、お互いに成功をした実績のある中国人は少なく、ある意味サブプライム的投資であったかもしれませんが、中国もすごい勢いでグローバル化が進み、今は当時とは比べものにならないぐらいほど私の周りにも信頼できる人も実績を残した優秀な人材も数多くいます。

過去に失敗したという人の事例も参考にはなるでしょうし、耳を貸すことも必要だと思います。でも、中国全体がサブプライム的な時代からは民間レベルではだいぶ状況が変わってきていることを私は肌で感じています。



過去、上海でタクシーに乗る度に感じていたことがあります。

「時間短縮のためにタクシー代というほんの少しの金額を"投資"し、すり減ったタイヤで猛スピードで走る上海のタクシー運転手に、お金より大切な"命"を預けてることを考えてしまうと、うーーん、なんていうリスキーな街だ」と。

最近は、その運転手に対するリスクが軽減してきたのでほとんど感じません。
馴れたのではなく、安全性が増したってことですね。


PS.
石山さんより、弊社のHPに掲載してる私の写真が古いんじゃないか?ってことで(笑)、ディスク内にある最新の写真をアップしておきました。
(06年3月人民大会堂の会議室にて、ある会議に参加した時に撮影)

テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス

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