中国進出時のリスクは、すぐ法律が変わるということも含めた「政治的リスク」、人民元の切り上げによる人件費アップや、材料費の値上がりなどの「経済的リスク」など、当然のことですがいくつかのリスクがあります。
それらのリスクを提示、ヘッジ方法をコンサルティングするのも私たちの仕事でもありますし、慎重な日本企業・日本人は中国の「政治的リスク」や「経済的リスク」については充分に聞く耳も持ち、リスク回避に対応し必要なマーケティングを行っていると感じています。
本日は、中国進出時のもう一つの大きなリスク、「情報リスク」について。
中国で日本人に持ち込まれる情報の中で、「おいしい話」が頻繁に出回ってます。
例えば、「北京オリンピックでの○○○の利権」みたいな話しです。
でも、考えてみてください・・・中国が「おいしい話」をわざわざ日本人に持ってくるなんてことは無いのです。
「おいしい」部分は中国で、それ以外の部分が海外へというのが中国でなくてもどの国でも根本的な考え方だろうと普通に考えれば分かるハズなのです。
では、なぜ、「おいしい話」や「ウソの情報」を信用してしまうのか?
一つには、日本人にとって中国で情報の精度を精査する方法が無い、または難しいということ、もう一つは政府の情報自体が正確性に欠けるということ。そして、政府関係者や官僚などといった相手の肩書をそのまま信用してしまうということが、大きな要因ではないかと思います。
そして、中国側から見れば、日本人=真面目で人を信用しやすいという性格を逆手に取り、騙してやろうという一部の中国人も確かに存在しますし、彼らは、「魅力的な偽情報」をエサに網を仕掛けて待っていることも事実です。
ちなみに、実際に今まで見てきてエサに食いついて彼らの網にかかる人の特徴としては、
・中国は利権国家だから利権を握ると強いと信じている人
・情報ネタを持って来る中国人以外、中国でのネットワークを持っていない人
・中国語を喋れない人
・コンサルタント、調査にお金を惜しむ人(笑)
といったところです。
「情報リスク」のまず第一段階のヘッジ策としては、その情報ネタ・情報元が正確か、情報に付随する資料・契約書などの書類が正式なものなのか、他者・第三者へも同じ情報が流れてないか。など逆に「情報ネットワーク」を駆使して慎重に調査することです。
中国側から提示される「おいしい話」については、99.9%疑ってかかるべきですし、「中国政府」という言葉をそのまま信用してはなりません。
この日本でさえ社保庁や政府なんて信用ならないトコロなのですから・・・。

