休日の上海の午後、少し時間があったので友人の中国人夫婦と共に比較的新しいショッピングモールに出かけました。マクドナルド、ピザハット、スターバックスなど皆さんにも馴染みの中国でのブランディングに成功した海外企業店舗が並び、場所が上海というだけで日本と何も変わらないショッピングモール。
そこで少しの間、人間ウォッチングしながら彼らの意見を聞いていると新しい上海の人々が見えてきました。
ほんの少し前までは、大都会の百貨店には地方・農村からつい最近出てきましたっていう印象を受ける人々が多くいましたが、ショッピングモールには家族と一緒に車でやって来る人々。地方人の自分から抜けだし、大都会上海で新しい自分を見つけた中流的上海人たちで一杯です。
その中流的上海人、次は上流を狙う中流家族がコーヒーの味も香りも分からないけど、スターバックスのタンブラー(カップ)を持ってウィンドショッピングを楽しむ姿を他人からも、そして自らも傍観者となって「かっこいいかもしれない」を演出させてくれる場所が新しいショッピングモールにはあるようです。
ショッピングモールもその中のスターバックスも完璧に中国の都会の人々の中流意識を満たし、彼らへの「かっこいいかもしれない」ブランドとしての地位を得たという感じです。
ところで、この日の前日に私から見れば残念なイベントがありました。スターバックスが中国で大々的に全店でのトールサイズのコーヒー無料キャンペーンを行ったのです・・・・・。
私が見たそこに並んでる人々は、中流意識の中国人ではなく道端で物乞いをしているような小汚い人々。「かっこいいかもしれない」ブランドのコーヒーショップではなく、地方から出てきた人々ばかりでごった返す上海駅のような安物店という感じでした。
せっかく、ブランド確立してきたのに「なぜ、今なのか?」と言う感じでした。(中国のスターバックスはちょっと急ぎすぎたかもしれません)
さて、次は、何が彼らの中流意識を満たせてくれるのか?
中国の大都会では「かっこいいかもしれない」ブランドマーケティングをしっかりと行えれば、その商品・サービスの中身は二の次でも勝てるのではないでしょうか。

