日本の連休も終わったばかりですが、ゴルフ三昧だったという方も多いのでは?
と思い、本日はゴルフの話題です。
先月になりますが、4/10-12の3日間、
北京でゴルフの展示会があり、昔勤めていた会社も出展し、前職の先輩も北京に来ているということで、ちょこっと(のつもりで)覗きに行ってきました。
*ちょこっとのつもりが、興味のある分野だからということと仕事柄、展示会場の隅々まで見て周り、半日過ごしてしまいました。
(思ったより来場者が多かったこと、その中でも、若い人、女性が多いのも印象的でした)
私自身、ゴルフ好きというだけでなく、学生時代はゴルフ部、大卒後10年間、某メーカーでゴルフ商品の開発の仕事をしていたので、ゴルフ関連ビジネスについては一般の方より知ってるつもりです。
そこで、展示会を見ながら考えていた日本企業にとっての中国ゴルフビジネスの市場性と進出時期について少し書いてみます。
<市場性>現状の中国は完全にゴルフ後進国です。ということは、逆に経済成長と共にビジネスチャンスが転がっていると言えます。
経済先進国(GDPベース)がゴルフ先進国とほぼ一致することや、国土面積・気候・人口などを考えれば、ゴルフマーケットが伸び悩むような要因は考えられないので、08年の
ゴルフ場の数(=300ほど)は、毎年増え続け、マーケットも伸びていくと考えられます。
(唯一、ゴルフ場建設に政府の規制があることで市場が伸び悩む可能性があります)
市場が伸び続けると、まずハード面(ゴルフ用品、ゴルフ場、練習場、など)の需要に目が行きがちですが、既にその多くが中国製(コピー製品含め)のため、日系企業含めたに外資にとってハード面では、資金力のある大手以外にはなかなか難しいマーケットではないかと思います。
(*日本への中国人旅行者が日本のゴルフショップで購入していくのは、ニセモノが無いという安心感ですね)
唯一、
Made in Japanのゴルフボールは私の周りでは人気あるので、マーケティングとブランディングをしっかりして商品ラインナップを揃えていけば市場の伸びと共にビジネスになると思います。
ハードに比べ、中国ゴルフビジネスでのソフト面はまだまだ参入余地があります。
チャンスのありそうなものを少し揚げると
・レッスンビジネス:
これは以前も書きましたが、レッスンパッケージみたいなものでなく、レッスンプロを育成・派遣できる組織を作れれば、面白いビジネスモデルとなると思います。
・ゴルフ旅行:
今回の展示会には、ヨーロッパ、オーストラリア、台湾などの会社が"ゴルフ旅行"の企画を出展をしてましたが、残念ながら日本からの出店はありませんでした。。。
チャンスだと考える最大の理由は、市場が膨らんで、中国人ゴルファーが増えても、ゴルフ場建設の政府規制が残ると、
「ゴルフに行きたい=比較的近いところで旅行を兼ねて」のような発想になり、その意味では日本としては狙いどころです。
私の北京の友人たち(グループ)も昨年だけで3度(北海道2度、関東1度)の日本へゴルフ旅行に行ってるぐらいなので、
『トーナメント観戦+ゴルフ旅行』なんかを企画して提案すれば、結構な需要はあると思います。
・情報ビジネス:
北京の金持ちたちはゴルフの話しが大好きですが、ゴルフに関する情報やイベントは少ない。。
ゴルフ人口自体、まだ日本とは比較にならないほど少ないですが、雑誌社やメーカなどと提携してコツコツと情報サイトを作り上げていけば、中国人ゴルファーデータを収集していけば、上記のレッスンや旅行などと絡めてビジネスになっていくかもしれません。
今の中国人(企業)は全般にゴルフビジネスについての知識が無いので、ゴルファーの満足度を満たし、プライドを刺激させるようなソリューションはまだまだ考えられると思います。
<進出の時期>では、実際に中国ゴルフビジネスに進出するのに今がいい時期なのか?ということですが、「今からがチャンス」という意見と「火が付き始めたらチャンス」という意見、どちらも正解だと思います。
中国のゴルフ雑誌などでも今後のマーケット予測なんかも出てますが、予測はあくまでも予測でしかなく、日本のゴルフ界でいう石川遼くんのようなスターが彗星のごとく中国にも現れれば、一気に火が付いてしまうでしょうから、どの時点で市場が急成長するかはなかなか予測できるものでもありません。
ゴルフに限らず中国の過去10年を振り返れば明白で、火が付いた時には一気にそのビジネスが急成長し、それまでは無名の企業であっても、その地位を国内で確立させることができる国です。
ただし、中国国内でのビジネスは、そんな容易なものではないです。
「今からがチャンス」という人は、今からビジネス関連の人脈を構築していかなければならない人で、「火が付き始めたら」という人は、ある程度中国での信頼できるビジネスパートナーなり、特許技術を持っていたりという人で、その差が進出時期の差になってきます。
ゴルフビジネスでも、中国で『これからのマーケット』に望む場合の企業の姿勢としては、何らかの要因で火が付いて急速にマーケットが拡大する前に、企業や人脈のネットワークを構築しておくことです。
でないと、読者の皆さんの周りでも良く耳にされる中国での失敗例がそのままあてはまり、火が付いた時に慌てて中国に進出することで、パートナー選びで失敗してしまうケースになってしまいます。
PS.
中国では"ゴルフは資本主義の象徴"とされていた為、中国人のゴルフの歴史は浅く、’84年に初めての中国資本のゴルフコースができたとのこと。。。私自身のゴルフ歴より短い(笑)
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