日本の化粧品類、飲食品、健康食品、医療関連などを中国で販売する場合には中国政府による"
認可"が必要だということはご存知だと思います。
今後の中国国内におけるマーケット成長と上記品目が中国人も中国製に対しての不安を感じていることを考えると、必然的に多くの日系企業がそれらの認可を必要とし、
弊社にも中国での認可の問い合わせ・依頼が頻繁にあります。
中国で認可を必要としている日系企業の方たちに実際にヒアリングしてみると、
現在中国国内でいろんな情報(特に誤った情報)が行き交っているようです。中国での認可申請そのものに関しては基本的にはそんなに難しいことではなく必要な書類と製品を提出するだけです。
しかし、政府管轄なので進捗状況などハッキリしたことが日系企業からは見え難いために、
認可作業を難しく見せてお金を儲けようという代行会社もあり、中国での認可関係でトラブルとなるケースも多いようです。
どこの誰、どんな会社に、どんな金額で認可の代行を依頼するかは、認可の依頼主(企業)の判断になりますが、いくつかの認可代行会社で現実に故意的に下記のようなことが行われ、それによるトラブルも発生しているようですので、日系企業の方が認可を依頼する場合に注意しておかなければならない点をいくつか書いておきます。
1.認可証の確認認可取得後に発行される認可証を"
原本"ではなく"
コピー"を依頼主(企業)に渡す代行業者があるそうです。
=認可証が原本かコピーなのかを必ず確認する必要があります。[認可証コピーによるトラブル]
日系企業では、中国での販売認可を取得できたことには間違い無いので、原本かどうかの確認を怠り(または確認できないで)、中国で販売開始し、その商品が売れ出し始めると、突然、その代行会社から「原本を持っているので高額な金額で買い取れ」というようなトラブルが発生してます。
2.成分偽装認可代行会社がその商品の成分表を勝手に書き換えて、認可を取得しやすくするそうです。
=申請する前に再度成分内容が正しく記載されてるかを確認する必要があります。[成分偽装によるトラブル]
成分表に中国で認可され難い成分や、認可に時間がかかる成分が含まれると、認可代行会社で、勝手に一般的な成分に書き換えることにより、短期間で多くの商品の認可を取得できることになります(=認可代行会社が儲かる)。
実際の商品成分と認可時の成分が異なることが判明した時点では、依頼元の日系企業の責任か、代行会社の責任か、翻訳者の責任かが明確にできずに、再度認可の取り直しというトラブルが発生してます。
3.認可までの期間認可期間については代行会社の問題ではなく、担当者と関係部署との企業内の問題になりますので、
特に、認可申請書類の修正・追加があった場合には下記のことをよく注意しておいて下さい。認可期間はその成分・効能などにより異なります。弊社などでも目安として『申請後?日営業日』という形でお伝えしますが、中国政府から
修正・追加項目が必要とされた場合、認可期間とは『
修正・追加項目事項を加えて再申請をした日』から再度、ゼロ日から起算された日数となります。
[認可期間によるトラブル]
例えば、認可期間が60日(営業日)という目安の商品を申請した後、30日後に政府から追加事項の記載指示があった場合、追加事項を記載し再申請した日から(ゼロスタート)60日となります。
それを日系企業担当者が、残り、30日(60日-30日)と
勘違いし、各関係部署に伝えてしまい、準備していた販売関連部署との社内トラブルになってしまう。
4.情報漏洩認可までの過程は、依頼主→"翻訳者"→"代行会社"→"政府"となり、成分の情報が漏洩する可能性は、翻訳者以降の過程になります。
中国政府からの情報漏洩は防ぎようがありませんので、可能なら、
翻訳者は依頼会社の社員または、NDAを締結した代行会社社員に依頼する方が情報漏洩の可能性は低くなります。
また、政府(北京)から遠い代行業への依頼も、情報漏洩の面でも金額的な面でもできるだけ避けた方が良いと思います。
[情報漏洩によるトラブル]
広州にある日系企業が知り合いというだけの理由で広州人に認可を依頼したが、
依頼主→広州人→上海知人A→上海知人B→北京知人C→北京代行会社D→政府
という過程での認可手続きになり、結果的に依頼主の認可後すぐに、中国でコピー製品が発売されてしまったというトラブル。
中国人は何でも「できる、できる」という人が多く、結果的に「できる」には違いないですが、このような過程で企業にとって重要な認可業を任せると、金額も高くなる上に認可期間も長く、一体どこで情報漏洩したのかが明確にできなくなってしまいます。
中国にいると、ついつい身近な中国人に物事を頼みたくなる心情は理解できますが。。。ご注意を。
尚、弊社の認可代行業務に関しての
お問い合わせはこちらよりPS.
最近、中国での認可業務の問い合わせ・依頼が急増しております。
経済的な背景が最大の理由だと思いますが、
『マーケティング』→『認可』→『プロモーション(新聞・TV・雑誌)』という中国進出のための一連のソリューションにも魅力を感じて戴けるクライアントさんも増えてきてます。
その中で、最も多い質問が、中国政府(中国衛生部、SFDA)が絡むことで見えにくい部分の"認可業務"ですので、本日、まとめて書いてみました。
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