先週、クライアントの依頼で北京のモデルさん、女優さんとプロのメイクさん(モデルさん専門)達を集めてグループミーティングを実施しました。
今回の目的は、日本の化粧品を中国で販売する為の市場調査で、実際の使用感(細部まで)、香り、瓶・パッケージデザイン、価格、中国でのネーミングなどについて意見交換してもらいました。
(↓こんな感じの雰囲気)

中国でのグループミーティングそのものは別に珍しいことも無く、弊社も今まで何度かグループミーティングを行ってきてます。
ただ、今回は、今までよりもかなり活発な意見が出たので過去のミーティングとの違いについて、その理由を分析してみました。
1.調査商品が”化粧品”・日本製化粧品で更に無添加化粧品ということで、
安心感があり、モデルさん達もその場で直接複数の商品を試すことに全く
抵抗感がなかった・彼女たちが日常的に様々な化粧品を使い興味を持ってるので意見が出やすい
2.プロの視点・「外資系のOL」や「お金持ち」という広い属性ではなく、「モデル・女優・メイク」という明確な職業属性の人たちのを集めたのでプロの視点で意見を言える
・特にメイクさん達は、市場も他社製品も熟知している為に、しっかりした意見を言えた
3.説明が短い・一般化粧品ということで使い方などの説明が不要であった
・クライアントの会社説明がわずか2,3分ということもあり、黙って聞く時間が短かかった
商品そのものも、中国で発売予定のパッケージ、瓶デザイン、ネーミングも高評価であったために活発な意見交換ができたことも一つの理由ですが、私自身も参考となったので今後のミーティング防備録として、そして日本企業の方で中国でのグループミーティングを予定されてる皆さんの参考のために。
・職業属性はできる限り絞り込むこと(日本と違い、中国で"一般的なOL"などという属性は幅が広すぎる)
・プロの視点を持つ中国人も混じえる(消費者が良いと言ってもなかなか売れない市場で、商品を勧めてくれるプロの意見も)
・日本企業にありがちな会社概要や商品機能説明を長々としない(中国の方は黙って聞く時間が長いと退屈してしまう)
上記のような点を注意することと、中国人の友達関係や社内の人間関係で適当に人を集めてもらうのではなく、我々のようなプロの会社に任せること(笑)デス。
PS.
今回のモデルさん達。。。・ホント可愛いかったぁ。
認可やB2B調査だけでなく、たまにはこんな仕事もいいです。
テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス
良く言われることですが、『中国はハード面は先進国に追いついてきたが、ソフト面はまだまだだ』。。。と。
その通りだと思いますが、そのソフト面とは、具体的に何を示して、どんなソフトでどうやって中国市場でビジネスをするのかを、中国事情を知りながら上手く喋れる人に会った記憶はありません。
そこで、本日はそのソフト面で、中国でどのようなビジネスの可能性があるかというヒントを書いていきます。
中国経済の急成長は、92年の改革開放後以降のことで、ほんの僅か20年ほどですが、実際にハード面においても先進国レベルに達してきたのは個人的な指標*では上海に浦東空港が開港した99年以降、つまりほんのここ10年間に急速に力をつけてきたと言う感覚で、周りの中国人のお金持ちたちも10年前には貧乏であった人がほとんどです。
(*99年以前、ずっと虹橋空港を利用してた時には、上海もまだだま田舎っぽいという印象。。による指標)
僅か10年程度の時間で急成長した経済ですので、日本人の目から見れば、当然空洞化された部分があり、それはある程度時間を必要とする部分です。
つまり、今の中国で空洞化してる部分を日本人が既に持っていれば、その空洞部分を埋める=そこにはビジネスチャンスがあるという理由で、ソフトが必要だという意見が多く出てくるワケです。
■日本的サービス
日本人従業員が中国で中国のお客さん相手に日本的サービスを提供し、成功しているビジネスはいくつかあります。
例えば、北京で中国の女優さんやモデルさんに人気の日本の美容室があります。そこは全てのスタッフが日本人で中国語を喋り、中国人顧客の満足度は非常に高い美容室となっています。
逆に、日本のサービスをそのまま中国人に教育し、中国人従業員が中国のお客さん相手に日本的サービスを提供することによりビジネスが成功したという例はほとんどありません。
中国で日本的サービスを売りにしてサービス業を営む場合に、以下の2つの要素がヒントになると思います。
1.日本人に中国語を教えた方が、中国人従業員に日本的なサービス精神を教えるより、よっぽど楽
2.日本的なサービス精神によりサービス業をすれば儲かるんだと優秀な中国人が会得した時には、その中国人従業員は独立してしまう
■レッスン・教育
中国にもいろんな業種で"プロフェッショナル"な人材が多く出てきました。
ただ、その中国の"プロ"たちの中でここ10年ほどで急成長した分野の”プロ”は彼らのその道で食べていく為に必死で、他人に教える余裕がありません。
例えば、
以前に何度か書いたようにゴルフのレッスンビジネスはまだまだ参入余地があるというのは、上述の通り、プロ自身が他人に教える余裕が無いためにまだまだレッスンプロが育っておらず、レッスンプロという位置にある人の数が極端に少ないというのが現状です。
つまり、プロのコーチ、プロの教育者がいろんな分野でまだ育ってきてない中国の現状に対し、日本では成熟し飽和状態であったり、日本人の得意とする分野があれば、そこが空洞化を埋めるビジネスチャンスということになります。
日本人による中国でのレッスン、教育事業では、今の中国は、経済成長過程であっても就職難ですので、手に職をつけたい人々が大勢います。そのため以下の2つの要素がヒントになると思います。
1.出口(職)が見えるレッスン・教育であること
2.日本人が教えるので、言葉による表現より体や手先で覚えさせることができること
日本的な細やかなサービスも増えてきた富裕層に対して必要なサービスになりますし、レッスン、教育については、いろんな業種で不足してる状況を耳にします。
ただ、実際に中国から「こういう人が足りない」「こういうプロに来てもらいたい」というオファーがあっても、本気で中国に行って教えようというシンクロの井村コーチのような人はなかなかいないのが現実なのですが。。。
先日、北京を中心とした華北の中国人富裕層顧客(高級輸入車の購入者)を抱える中国企業の社長との打合せで、彼らの顧客に売れるような日本の商品・技術があれば、その資料を集めて欲しいという依頼がありました。
(彼らが現物を見て売れると判断したら、彼らが日本に発注する)
その後、私自身、ネットでいろいろ調べてみたのですが、コレっていう商品はな
かなか見つかりません。。。
で、どのような商品・技術なのか?
-------------------------------------------
<<必須>>1.日本製で
2.中国にはまだ無く
(今の中国には世界中の商品が溢れてますが。。。)
3.なかなか真似できないモノで
(技術的指導が必要であったり、特許商品であったり)
4.30〜40歳代の男性またはその家族がターゲットのモノで
<<できれば>>5.高級価格帯で利益率が高く、ステイタス性のあるモノ
(日本での販売価格が数十万円〜数百万円程度)
6.日本で販売実績がある(あった)ようなモノ
<<NGは>>7.法律や条約で日本から輸出できないモノ
8.中国での認可に時間とコストがかかるようなモノ
9.飲料・食品・女性向消耗品
10.限定商品(何千個あるようなら限定も可)
-------------------------------------------
あくまで個人(家庭)向けですので、日本の商品または、材料は中国にあるけど日本の技術でないと作れない(サポートできない)商品の技術を彼らの会社に提供し、中国で製造・生産できるような商品となります。
上記のような内容の商品・技術があるぞっていう企業の方、是非、右下のメールフォームまたは、
こちら から提案下さい。
ちなみに、
『このような話し』なんて中国にはよくあることです。が、そのへんに転がってるような、何か良い日本製商品があれば中国で商売したいという漠然とした話しと違うとことが、その中国企業は
・独自で顧客を開拓した
・”ある高額商品”で中国No.1の販売企業
・商品を売る場合に委託販売はしない
・中国のお金持ちのニーズを本当に良く把握している
・中国企業には珍しく?アイデアが次から次へ出てくる
ということで、彼らは現在2000人以上の顧客がいて、日々増えています。
ただ、彼らもメーカではなく営業・企画会社なので、常に新しい商品のネタを世界中から探し続けてるという会社です。
10年前と違って、今の中国には世界中のモノが溢れてます。が、この1週間ほど周りをあたってみると私の思いもつかないようなモノであったり、知らなかったモノが2,3見つかったので、他にもあるかもしれないということで、ブログに書かせてもらいました。
テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス
よく、「中国ではどんな日本の商品が売れますか?」なんていう質問をされます。
「企業努力次第」と回答したいところですが、商品によってその努力にも大きな差があります。
中国で売れそうか売れそうでないか、日本の何倍もの努力が必要か日本と同程度の努力でいいか、初期段階で比較的分かりやすい判断材料は、日本国内の市場を見て以下の3点で判断することです。
(1)海外メーカと競争状態の中、シェアを獲得できてる
(2)商品力だけ(政策、小売店への圧力、利権などの力を借りず)で売れてる
(3)品質重視のプロモーション戦略をしていない初期段階での判断はこの3点で、1〜3がYes or No で中国市場における販売努力に大きな差が出てくると考えてます。
具体的な例として、
"家電製品"を取り上げこの3点を検証していきます。
(1)海外メーカとの競争の必要性例えば、日本の家電量販店で洗濯機を買おうと思えばその選択肢が限られていて、消費者はパナソニック、日立、シャープ、東芝などの代表的な日本メーカの中からしか選択できないです。
逆に、中国で家電量販店に行くと一般的な日本人の知らないような台湾や韓国、欧州メーカの商品が数多く並んでいます。
今の中国の消費者は、世界中のメーカの商品の中からの選択が可能で、この競争に勝つための準備が日本ではできてなかったことで、中国ではより一層の努力が必要となります。
(参考:中国の家電ECの大手:
京東商城)
*海外メーカと競争してきた例としては、化粧品など
(2)商品力日本の家電メーカーは細かい日本人消費者のニーズを取り入れ"日本人にとって高付加価値の商品"を作ってきた結果、国内市場では長い時間をかけて日本の消費者の信用を獲得してきた。
また、日本の消費者も海外メーカの商品をほとんど比較することなく、"日本メーカの製品は世界で最も品質が優れてる"(=安心)という意識を持っていたため、韓国や台湾メーカの日本市場への進出が思惑通りにいかなかった。
逆に、中国人の消費者の意識として、日本人と最も異なる点が、
中国より技術先進国であった欧米・韓国・台湾などの”
海外メーカ=悪くない”という点です。
海外メーカとの競争が無く、数社での国内シェアが高ければ高いほど内向きになり、俗に言う
「ガラパゴス化」してしまったものは、商品開発においても再度努力が必要になってきます。
*海外メーカがなかなか真似のできない『商品力』があるものであれば、例え特許技術が無く、海外メーカとの競争をしてなくても、中国市場で優位に立てる"
飲料"や”
菓子”なんかもあります。
(日本の大手飲料メーカや菓子メーカの努力については、後日書いてみます。)
(3)プロモーション戦略過去、日本国内で家電メーカはマーケティング要素の4Pのうち、日本市場では、製品(Product)に最も力を入れてきたように思いますし、プロモーション(Promotion)においては、その"技術力"の訴求をメインにしてきたハズです。
例えば、シャープのアクオスは『綺麗な液晶・省エネ・長寿命』など。。。
今の中国では、製品(Product)にはこだわらず(不要な機能は省き、その分コストダウンして)、価格、流通、プロモーションを徹底する戦略に切り替えるというのも一つの手段ですし、『最新モデルを世界で最初に中国から発売する』みたいなプロモーションもありかもしれません。(技術力を消費者に訴えてもまだ効果が薄い市場です)
現状での中国消費者のターゲットを考えると、過去の日本での成功事例も活かされ難いいので、プロモーション戦略でもやはり見直していく努力が必要となります。
一概には言えませんが、最初に書いた(1)〜(3)までがNoであれば、資本力があっても大きな努力が必要で、逆にYesであれば、小資本でも日本と同程度の努力で済むという一つの目安になると思います。
先日、北京で乗ったタクシー運転手が、日本の大手メーカ(P社とS社)の2つの工場で働いていたということで話しかけてきました。
その彼の質問
「日本メーカが作る携帯は品質が高くて良い、でも、1年(せいぜい2年)ぐらいで買い換えるような携帯電話、なぜ5年も持つような商品を作るのか?」
確かに、中国の携帯電話は1年もすれば壊れてしまう。
でも、別にいいんじゃないのって。。。(修理代も安いし)
日本の80年代と同じように、最近、中国では展示会でかなり多くの人が集まります。
中国の投資家・事業家などが新しいビジネスネタを探しに来ることが多く、弊社も中国に進出しようというクライアントには展示会への出展をお勧めし、中国(北京・上海)展示会出展のサポート及び展示会後の中国企業との交渉フォローまで業務としてサポートさせて戴いております。
(参考;直近実績;
このような商品のデンタル展示会や大手医療機器メーカの医療展示会出展サポートをさせて戴いております)
中国の秋は展示会が目白押しですが、日本語ではなかなか検索できないので09年10月〜12月の北京で開催される主な国際展示会の予定を書いておきます。
*弊社では、展示会申請、ブース設営、ポスター、パンフレットなどの製作、説明要員の手配、商品の搬入・搬出、などトータルでサポートさせて戴いておりますので、中国の展示会にご興味・関心のある企業の方はお気軽に
こちらよりお問い合わせ下さい。
(弊社の中国展示会出展サポート業務の詳細は
こちら)
<<
10月以降の北京での主要な国際展示会情報>>
10/22-10/24「
第15中国北京国際美容化粧品博覧会」<美容・化粧品関連全般>
出展範囲)化粧品・美容製品、美容設備・美容健康食品・香水・美髪製品、器具・整形美容の設備、器具、技術、・洗顔材料・美容教育・美容関連メディア
ブース価格帯)9平米価格;合資企業=10000元(約15万円)、外国企業=270USドル/平米
来場予定者)小売店バイヤー/美容・エステサロンオーナー/通販事業社/事業投資家/メディア関連/
10/22-10/24「
2009中国北京国際医学美容及SPA展示会」<美容・整形・SPAの設備、施術、製品>
出展範囲)漢方美容技術、製品・美容整形技術、整形機器・医療SPA・鉱物の温泉SPA・美容設備と製品・SPA設備、製品・芳香剤・エッセンシャルオイル・海藻、海塩・水治療
ブース価格帯)9平米価格;合資企業=1000元(約1.5万円)/平米、外国企業=270USドル/平米
来場予定者)美容・エステサロン・マッサージ店オーナー/美容整形医師・病院/事業投資家/メディア関連
11/5-11/9「
中国国際真珠・宝石展示会」<アクセサリー商品全般>
出展範囲)真珠、宝石のアクセサリ、ダイヤモンド、金、銀、翡翠、プラチナのアクセサリ類・ダイヤ、翡翠、真珠、サファイヤ、水晶、珊瑚、貴金属などの原材料・機械・設備・アクセサリ類の包装など
来場予定者)一般購入者(*この展示会は展示会場で販売できます)・事業投資家・バイヤー・小売店など
11/7-11/8「
中国創業投資交渉会」<創業及び事業投資、加盟店の募集と参加>
出展範囲)飲食関連事業、飲食品の試食・特産品・幼児教育・教育ソフトウェア・アニメ、漫画による教育・加盟店参加(=スーパー、コンビニ、薬局、クリーニング、自動車メンテナンス、不動産管理、仲介、旅行などチェーン展開)・ブランド加盟(=アパレル、アクセサリ、ベビー用品、おもちゃ、小型家電、宝石、健康食品・美容&フィットネス関連・医療機器・特許技術・省エネ商品
ブース価格帯)9800元(約15万円)〜15800元(約24万円)/6平米〜9平米
来場予定者)チェーンストア経営者/ホテル経営者/ブランド企業/事業投資家/起業家/メディア関連
11/18-20「
2009中国水博覧会」<水に関する技術、設備、製品>
出展範囲)汚水、排水処理技術・工事・水質コンサルティング、水の環境技術、投資関連
ブース価格帯)1400元(約2万円)〜2200元(約3万円)/平米、最小平米数:9平米〜
来場予定者)中国共産党政府・官僚/政府系企業/事業投資家/メディア関連
11/18-20「
中国エネルギー技術展示会」<エネルギー技術・設備・製品>
出展範囲)太陽エネルギー製品、発電システム、設備・風力エネルギー、発電システム技術、設備・地熱エネルギーシステム、技術、製品・物質エネルギー技術、設備、液体燃料技術
ブース価格帯)9平米価格=12800元(約19万円)
来場予定者)中国共産党政府・官僚/政府系企業/民間エネルギー関連会社/事業投資家/メディア関連
11/19-22「
北京女性・児童国際博覧会」<子供と母親、妊婦向の商品、サービス>
出展範囲)幼児教育、教育ソフトウェア、知力開発商品・玩具・ベビー食品・栄養補助食品・マタニティー商品・子供向安全性の高い商品
ブース価格帯)700元(約1万円)〜1000元(約1.5万円)/平米
来場予定者)教育関連業者/小売店バイヤー/通販業者/産婦人科医師/事業投資家/メディア関連
12/19-21「
第7回北京中小投資項目創業合作展示会」<創業投資を求める中小企業>
出展範囲)フランチャイズ企業・ブランド販売企業・投資型不動産プロジェクト・特許保有企業・特徴のあるプロジェクト・新しい技術保有企業
ブース価格帯)9平米価格=10000元(約15万円)or12000元(約18万円)
来場予定者)主に事業投資家/メディア関連
尚、注意事項として、中国の展示会予定は突然日程が変更になることもあります。
また、最近の北京の展示会は世界中から大人気ですので、ブースは早めに申し込まないとすぐに埋まってしまいます。
どこの会社が中国で何のビジネスをした。。。というようなニュースをここではほとんど話題にしてませんが、一つ、私や北京のパートナーが日本式をそのまま輸出して成功するビジネスモデルのうちの一つだと、ずーーーと言い続けてきた
ファミレスビジネスがようやく始まるようです。
『セブン&アイ、中国で外食参入 7月に北京で1号店』もう、2年半ほど前に、
なぜファミレスが参入しないのか?その答えが見つからない。という内容でブログを書いてますが、私などの意見よりも、大企業であるセブン&アイの進出という事実により日本で苦戦をしている他のファミレスチェーン店も今後も進出していくと思います。
上海でなく北京に1号店というセブン&アイの目の付け所は良いと思います。
ただ、惜しいなぁと思うのは、1号店が"
大望路店のビジネスビルの中"ということなので、北京であれば東4環の外もしくは東5環の外で挑戦してみて欲しかったのですが、そのあたりはセブン&アイのしっかりとした戦略もあるんだろうと思います。
*大望路は3環路と4環路の間で、都心部です。。。
ファミレスビジネスが成功するであろう理由は
以前書いたとおりですが、私自身が北京の
郊外で開店すればという理由を一つ加えると、賃料の差です。
北京の都市部と郊外の一般的な賃料を比較してみると
(場所により全く賃料は違うのであくまで一般的な参考例です)
<都市部>
セブン&アイが1号店として出店する"大望路"(建国路より北として)あたりの家賃は、
8人民元/日/平米程度(相場)
面積500平米の店舗なら、
12万元(約180万円)/月額
<郊外>
4環路〜5環路だとすると、
2人民元/日/平米程度まで賃料は下がります。
面積500平米の店舗なら、
3万元(約45万円)/月額
今の中国は、最新の世界中のモノや技術が輸入されてる反面、ファミレスや旅行という日本の70〜80年代に成立したことが、今後ビジネス拡大されるであろうと予測されることも多くあります。
ファミレスはまさにその一つで今後10年は中国国内で成立できるビジネスモデルだと思いますし、セブン&アイ以外の日本の外食チェーン店もまだまだチャンスはあると思います。
弊社も、飲食事業のコンサルの際は、僅か1年半で北京No.1の焼肉店にした非常に優秀な中国人パートナーがおりますので、「
北京でファミレスを」という方がおられればお気軽にお問い合わせ下さい。(宣伝です(笑))
テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス
一昨年(07年)の末に、中国のあるソフトウェア会社から第三者割当増資と投資に伴う技術提携という話しがあり、翌年(08年)の1月から日本のいくつかのIT関連企業に、その中国の会社を紹介しました。
当時の資料(中文と日本語の要約)が私のPCに残ってて、当時、その会社には外資企業は1社も資本参加しておらず、4000万元の第三者割当増資(その額の満額増資で株式の30%)を引き受けてくれる会社を探しておりましたので、私の方から日本企業に声をかけたワケです。
その会社は、
鄭州金恵汁算机系統工程有限公司(金恵)というソフトウェア会社で、7月から中国国内の全てのPCにプレインストールが義務づけされたフィルタリングソフトの開発会社です。
ネット上では、突然フィルタリングソフト(グリーン・ダムというソフトウェア)の搭載義務化が決定されたようなニュースが書かれてますが、既に昨年の2月には中国情報産業部のサイトでフィルタリングソフトの義務化が発表されていましたし、金恵自体が情報産業部でそのソフトウェアの認定を行うということも彼らから聞いて確認できていたことです。
私の北京のパートナーもこの金恵と打合せ後に「羨ましい」の連続でした。
その理由は、”政府との繋がり”です。
この会社が北京でも上海でもなく、鄭州市(河南省)に会社を設立した理由も、河南省政府との強いパイプにより、鄭州市の学校にフィルタリングソフト導入する認定を鄭州市から取り付け、それを皮切りに中国全土の学校のサーバへの導入を推進するという流れが当時既にできていたことです。
上記のように中国人から見ても"羨ましい"ソフトウェア会社なのですが、私の信用力の無さか、金恵そのものの信用度の低さか、中国企業の信用度なのか、結果的に増資を引き受けた日本企業はありませんでした。
日本でどの程度話題となっているのか分かりませんが、私が紹介させてもらった日本企業の方々は、今頃
「あの話、本当だったんだ」と思っているかもしれません。
さて、投資チャンスを逃すなんてことは、この世の中の常ですので、日本企業の決断うんぬんを言うつもりもありません。
ただ、仕事柄、日中企業間の"お見合い"(業務提携)を仲介する機会も多く、その度に日本企業から見た中国企業の"信用度"が問題になります。
(金恵のように、市場で既に10億円以上の売上を上げていたとしてもその数字の真偽を問うたり、政府人脈を疑ったり、という感じです)
でも。。。。
まっとうなコンサルティング会社が紹介する中国の民間企業の数字や人脈(販路)を疑ってみても何も前に進みません。中国企業側も、「疑ってる(信用されて無い)」=「下に見られてる」という意識になって、そのお見合いは中国企業側から断られてしまいます。
(今の時代、業績の良い中国企業には世界中に多くの"お見合い相手"がいるからです)
そもそも、提携しようとする中国企業を疑うなら、最初から中国進出を決断しないか、または上場企業(上場企業でも粉飾はありますが)との提携をお勧めします。
提携しようとする会社に疑いの目を持つことは"リスク回避"という意味では決して悪いことではなく、私も理解できます。
が、多くの日本企業は、その為に何度も何度も相手企業と打合せを行いますが、個人的にも3回打合せして分からないことは、10回打合せしても分からないと思ってます(人間も同じですね)。単に時間というコストの無駄だと中国企業も考えますので、リスク回避したければ、投資であれば段階的投資など別の方法を提案すれば案外すんなりいったりします。
私の知る多くの中国企業は時間を無駄にせず、『まず、前進すること』を望んでます。
一言で言えば、
まずスタートし、その後に問題が発生がしたら解決していくのが中国式。
最初に全ての問題・リスクを解決してから、スタートするのが日本式。
って感じでしょうか。。。
PS.
*参考までに、金恵のサイトが今日現在閲覧できなくなってますので、私が持ってる会社概要(07年版)を簡単に下記に。
■ 会社名:鄭州金恵汁算机系統工程有限公司
■ 設立:1997 年6 月
■ 営業本部:北京含意新悦科技有限公司(2006年)
■ 資本金:2000万RMB (約3億円)
■ 代表者:董事長兼CEO 趙慧琴(ハルビン軍事工学院卒)
今月は日本から5社の"
お客さん"が北京に来られる予定です。
各社とも目的は異なりますが、製造ではなく中国マーケットを狙う、中国で何らかのビジネスをスタートさせようという意識のある日本の"
事業主"さんが来られます。
企業の方がわざわざ中国に来られる目的は
ビジネスです。
調査目的であれ、会社設立であれ、事業提携目的であれ、全て企業(=事業主)が他国で新規にビジネスを行う場合に、まず自社である程度の事前調査を行う必要があると私は思ってます。
が、残念なことに、全く裸の状態で来られる方が大変多いと感じてます。
例えば、
「自社の製品を中国で売りたい」というのに、その製品の関税率も、認可が必要か否かも、競合他社の情報も調べず、ゼロベースの方もおられたりします。
また、
「既に中国に進出し、製品プロモーションをしたい」というのに、予算も明確でなく、どんなことができるかメニューを考えて欲しいと・・・完全にプロモーション会社任せの方もおられます。
(10万の予算と1億の予算では、できることも、効果も全く違ってきますよって言っても同じです。。。)
簡単に言えば、
数回、中国に行ってみて、自社製品の評判を聞いてみて、ダメなら進出を諦めよう、評判良ければ、考えてみよう的な意識を持っている方(経営者でも、担当者でも)が多いということです。
でも、そのような企業の方でも、日本でなら、自社製品を売るために、何度も何度も得意先に足を運んで、プレゼンし、得意先からの仕様や価格の要求に応え、努力され、結果、日本では流通に乗り、そこそこ売れてる商品となってたりするんです。
なのに、
中国では、同じような努力をしない。。。なぜ、そうなってしまうのか?
昨年も延べ100人以上の日本からの"お客さん"が中国ビジネスのために私のところに来られ、その"お客さん"たちの行動を私なりに分析してみたところ、どうも『客人』意識があるのではないか?というのが結論です。
では、その『客人』意識とは、どういうことか?というと
そして、日本人は、なぜ、中国で『客人』になってしまうのか?
中国に来ると日本企業が『事業主』であるにも関わらず、自らが『事業主』であるという意識が薄く、『事業主』というより『客人』という意識が上回ってしまうことです。
『客人』という意識になってしまう要因は、
一つは、多くの日本人中国という国を今まで製造国として見てきたことに原因があるのではないでしょうか。
私もメーカ時代に経験しましたが、日本から製造を依頼される="外注"という立場の中国人企業にとって日本企業は、日本から中国にお金を落としてくれる大事な"お客さん"です。
その場合に、中国企業としては、日本からやって来た日本人を”どうぞどうぞ”という具合に歓迎し、接待し、車を用意したりしてお客さん待遇をします。
長年それに馴れてきた日本企業は、目的が全く正反対なのに、中国に来るというだけで、お客さん扱いを脱却できないでいるのではないかと思います。
もう一つは、流通の仕組みで、日本だと代理店であったり卸売り業であったりが中間業者として入ることでメーカが直接販売するようなケースが少なかった為、メーカは代理店など仲介業者に対して自社商品を流していくような仕組みを作り上げてきました。
しかし、中国企業は、できるだけ中間を省こうとします。
となると、日本のメーカは、大手流通に対して直接営業するか、そうでなければ直接消費者へ販売できるようなメーカ直販の体制を作らなければなりません。
でも・・・多くの日本企業が、中国はまだ手探り状態(日本企業は何年も手探ってるような・・・)で、「どこか、うちの製品の代理店になるような会社知りませんか?」と言う話が先に出てしまいます。
つまり、事業計画も、予算も無いような日本からの『お客さん』が代理店という商品を買ってくれる『お客さん』はいませんか?という具合です。
中国市場で、自社の製品、サービスなどを売りたいということであれば、まず、『
客人』意識を捨て、『
事業主』であるという意識をしっかり持って望まないと、「うちの製品、万一、中国で売れたらいいなぁ。。。」っていう安易な感覚では、例え、私たちのようなコンサルティング会社が適切な提携先を紹介したとしても、すぐに中国企業に見破られてしまいます。
中国企業から
『御社は、中国でどんな体制で販売していく計画ですか?』と質問された時に、少なくとも事業計画と相手(中国企業)のメリットぐらいは明確な答えを用意しておかないと、一度切りの訪問で終わってしまいます。
PS.
私の手元に、18年前(91年)に初めて中国に出張する前に、自らが調らべた中国のあらゆるデータと自己分析資料が詰まったノートが一冊あります。
当時は、インターネットも発達しておらず、図書館の本のデータを頼りに、工場視察の為、初めて訪れる中国の準備を必死に勉強していた若いサラリーマン時代の(私の)姿が、そのノートから読み取ることができます。
(当時は、仕事熱心だったのか、当時の方が今より賢かったのか???)
今は、ネットで、当時の何倍もの情報量を、当時の何倍ものスピードで調べることができる時代です。
中国で販売したい商品がある会社の方は、せめて自社製品の市場規模と競合他社情報ぐらいは調べておいてから出張に来られた方がいいんじゃないかって思います。
テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス
先週、中国のシステム開発会社社長たち4人と北京で会食をしました。
彼らは皆中国人で北京・上海で、ここ10年ほどの間、日本からのシステム受託開発を行ってきた(オフショア会社)会社の社長です。皆日本語堪能で日本のネットビジネスも携帯コンテンツもよく理解しています。
日本からのオフショアはその開発依頼数も、規模も、金額も激減し、もう日本からの開発には期待もしてません。
で、「じゃぁ、これからどうする?」という話しになった時に、皆一致したことが"
脱IT"しかないという意見です。
つまり、日本のネットサービスや携帯コンテンツなどの開発で養った知識もノウハウも、中国マーケットでは全く通用しないという結論で、私も含め、日本のネットサービス(携帯も含め)のビジネスモデルをそのまま中国国内で展開することは、難しいと思ってます。
以前にも書きましたが、「日本の商品を中国で売ろう」というECポータルや、日本のビジネスモデルそのままでのネットサービス、そして総務省が進出支援をするというコンテンツビジネス。。。多すぎるんじゃないの?ってぐらいその手の情報が私の耳に入ってきます。
その中でも、日本は携帯コンテンツビジネスの先進国だから、それを中国に輸出すれば成功するんじゃないか?という発想はあまりに安易というか、中国を知らないというか。。。
2000年頃から中国進出が始まって、全て撤退した日本の携帯電話メーカの例、04年頃から中国に日本のコンテンツを提供できると信じ巨大な損失を出した企業の例に懲りずに、つい最近も、資本力があり、日本ではかなりの利用者を獲得している携帯コンテンツ企業が中国での3Gサービス進出を狙い、中国移動の幹部を何度も接待し合意まで取り付けたが、結局、何も進展せず、そろそろ撤退を考えてるというような日系企業もあります。
中国に進出すること自体は難しいことではないですが、自社サービスとして市場から利益を得るまでには、相当な忍耐力と資本力が必要になると思います。
ただ、今の中国で日系企業が進出して成立しそうな唯一のビジネスモデルは、
・数多くの日本のコンテンツ企業が参入できるプラットフォームを作り
・中国のネット、3Gの巨大な市場性により可能性を日本でアピールし
・日本企業から資金(登録費や参加費)とコンテンツとを集めて終わり
というような”
中国市場への期待感ビジネスモデル"だけで、実際に日本企業が今すぐ中国市場で実益を得ることができるようなビジネスは見あたらず
・巨大市場を意識せず
・千人、1万人程度の単位のファン(中国人)に
・アニメなどのコンテンツ配信を無料で行い続け
・そのファンから意見を吸い取り
・次のビジネス展開を模索していく
というように、中国でのマーケティングを繰り返してくいことではじめて中国人から支持される携帯コンテンツビジネスを見つけられるような気がします。
テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス
北京の日本料理店が数軒並ぶ地域(星巴路)にある店のオーナー(中国人)が、早急に強制退去しなければならないと、が嘆いてました。
以前に、上海の知人の日本料理店でも同じようなことがあり、都市開発に伴う政府による退去命令には逆らえないのが中国の現実です。
このような都市開発されていないエリアは、開発された地域より家賃もかなり安く抑えられるため、中国での進出手始めとして選択してしまう人も多いですが、結果的に想定外のコストを支払わなければならないことになってしまいます。
中国ではあらゆるコストが日本より安いと思われています。
人件費のように実際に金額だけをとると確かに安いことには違いありません。
ただ、時間を含め
"表面に現れないコスト"が結構かかってくるということを知らないで中国進出してしまうと後で経営面で大きな影響が出てくることがあります。
中国での"表面に現れないコスト"の例を書いてみますと
・中国企業とのコネクション、信頼関係を築くためのコスト
(=長い時間と飲食などの経費)
・日本人レベルの満足のいく仕事をしてくれる従業員コスト
(=日本人レベルの人件費、社会保障費や教育の労力)
・リスク回避の為のコスト
(=上述の例ような都市計画などの調査費用や、弁護士費用)
・中国では入手できない素材のコスト
(=日本では当たり前に入る素材、商品の調達費用)
・売掛金回収コスト
(=中国企業からの売掛金の回収にかかる時間と費用)
・認可にかかるコスト
(=営業認可など様々な認可にかかる費用)
などなど
実際に、中国に進出する事業の事業計画書を作成してみると日本で同じ事業をした場合には必要の無い費用も多く、現地企業に依頼して日本レベルのまともな仕事をしてもらおうと思うと、予想外のコスト(時間・労力・経費)が想像以上にかかってくることが分かります。
なので、
軽自動車にベンツの性能を要求する日本人。。。でも書いた通り、
中国では、
A
.『安いから、満足いかないレベルでも仕方ない』B
.『高いけど、満足いくレベルを求めたら、仕方ない』というイメージを持っておいた方がストレスは溜まりません(笑)
次のページ
FC2ブログ