日本・中国でのビジネスモデルを考える

日中間を行き来するビジネスコンサルタントのビジネスモデルやアイデアフラッシュ

喝水不忘掘井人

"喝水不忘掘井人"="水を飲む時、最初に井戸を掘った人を忘れるな"
という意味の中国の古い言葉です。

5月に胡錦涛が来日した時にもこの言葉を使ったので、ご存じの方も多いかと思います。(中国の政治家は好んで使うようです)


先週、北京で富裕層を集めて、中国にはまだ無いある食品(ホントに美味しかった)のマーケティングを兼ねた試食会を行いました。
北京の富裕層たちは皆一様に感激し、すぐにでも中国に入れて欲しいとか、納期・価格を教えてなどなど、あまりの美味しさに上々の評判でした。

私自身は北京のパートナーと共にその場を作り、日本からのお客さんがオリンピック前の厳戒態勢と言われる中、日本から食品を北京まで持ち込んで来てもらい無事に試食会を開催できました。
ターゲットが富裕層向けということもあり、まず最初のマーケティングとしては大成功で、次のステップとして具体的なマーケティング戦略を立ててていくことになります。



そこで、今週帰国後すぐ食品の提供元の社長含め日本のメンバー達と打合せを行い、その社長から中国の大手飲食チェーンからの引き合いの話しが来てるということを伺いました。
その社長から、「私は常に水を飲む時、最初に井戸を掘った人を忘れない、だからその引き合い案件も、そして今後も中国から直接問い合わせがあると思いますが、あなたたちに全て任せる」という言葉を戴きました。


上述の社長は日本でも既に成功されてる方ですし、"喝水不忘掘井人"は中国政治の世界だけでなくビジネスマンとしても当然のことと私は思います。
しかし、実際には日本人も井戸を掘った人を忘れる人間が多く、そういう人(忘れる人というより、最初から利用して裏切ってやろうという人)を見てきて、そういう人ほど日本でも中国でも結果的にはビジネスで成功しません。

特に、中国人は(日本人よりも)人間を良く見ています。
人と人の関係を何とも思わずに、目先のちょっとした利益を追いかけるような人たち、彼らが中国で成功することは絶対にあり得ません。

日本人も中国人もそういう人同士がお互いにビジネスをしたとしても、結局のところ騙し合いになり、信頼関係のあるビジネス構築はできず、騙し合いということになれば、中国人の方が圧倒的に勝り、日本人が中国人に騙されたという結果になります。



私に言わせれば、結局、中国で騙されたという多くの人は「喝水不忘掘井人」という言葉を忘れた「自業自得」にすぎません。




PS.
明日、北京オリンピックの開幕です。
オリンピックを目前に控えた先週の北京、会場付近以外はメディアが騒ぎ立てるほどの厳戒態勢ではないです。
たぶん、オリンピック関係で初めて北京に行く人には公安が多く感じられるだけのことだと思います。
私にとっては何不自由無い、いつもの北京でした。

中国人訪日旅行をテーマとした講演にて

北京オリンピック直前ということで、"オリンピック前に仕掛けとけ"という感じで、駆け込み需要的に仕事が入り、怒濤の忙しさのここ1ヶ月間でした。

ので、久しぶりのブログ更新となります。

その1ヶ月の締めくくり的に、オリンピック開催1ヶ月を切った北京から帰国後すぐ、先週、講演の依頼により、姫路市まで行ってきました。

テーマは『中国人訪日旅行の現状と今後』

ということで、日本国内のホテル、旅館を中心とした方達と姫路市観光局の方など総勢200人程度の方々を前に、私の方からの質問も交えて約1時間半、普段ブログに書いているようなことをなんかを中心に話をさせて戴きました。
(ホントに暑い最中、遠方からお越しくださり、最近ちょっと怪しくなってきた私の日本語に長時間真剣に耳を傾けて戴き、有り難うございました。)
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さて、
この講演での私からの質問と、質疑応答での来場者の方々のご質問、そして、講演終了後の懇親会での話しを通じて私が感じたことをいくつか。

・旅館・ホテル経営者の方々は、失礼ながら、私が思っていたより、最近の中国事情をよく勉強さている。
・中国人旅行者の誘致に関しては、地域(九州、四国、関西、北陸など)問わず、これからの課題という認識はされている。
・中国人研修生を受け入れるなど、積極的な努力をされている施設も多い。
・どういう観光コンテンツが中国人(中国国内の地域性も考え)に好まれるのかはまだ情報が少ない。
・中国国内においての観光誘致プロモーション方法はよく分からない。
・(誘致にはあまり関係無いですが)北京オリンピック後に中国経済の勢いが減速するだろうと予測される方が半数程度おられた。


いろんな地域の方、立場の方と話をさせて戴いたので、一言でまとめることはできませんが、
まだ地域ぐるみ(官民一体となって)で真剣に中国人観光客誘致を考えているところは皆無です。

ブログでも何度か書いているとおり、世界中の観光地がチャイナマネー獲得に懸命になってきている現状では、日本の中の一つの旅館、一つの施設がどれだけ努力しても、なかなかその努力は報われません。

今後、更に中国人に対するビザの政策転換、中国経済の発展を考えるなら、今から地域(市町村、更には都道府県レベル)で、今から中国人誘致の戦略を練っていっても決して遅くはないと考えてます。

「中国人視線で日本を再発見」でも書いたとおり、個別に観ていけば、日本にはまだまだ日本人も知らないような素晴らしい場所が沢山あります。
そういう観光コンテンツを保有する地域が地域ぐるみで戦略を練っていくことが重要です。

ただ、その中で、中国人観光客は欲しいが、リーダーシップを発揮する人が存在しなかったのではないかと感じました。

今回の私の講演に耳を傾けて戴いた200人程度の方々のうち何名かでも刺激を受け、その地域のリーダーシップを取ってチャイナマネー獲得に動き出してもらえれば嬉しい限りです。

テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス

日本人の『価値』を考える


少し古いところでは、"ライブドア"が
目先の株価を上げることだけに走り、粉飾決算で株主の信用を失った。
最近では、"船場吉兆"が
目先のコスト削減のみに走り、顧客の信用を失った。

上の2社は、『価値』『価格』の違いが分からずに
目先の数字(価格)を最優先した結果、信用という大きな『企業価値』を損ねた会社の例です。

株価を上げる努力をすることも、コスト削減のための努力をすること自体が悪いことではありませんし、当然行うべき企業努力です。
が、それらは単に表面的な『価格』にすぎず、『価格』はすぐに数字として目に見えてしまうがゆえに人の心を揺るがすものでもあります。

民間企業以外でも、
政治家、官僚、公務員の接待・汚職・公金流用・・・・様々な問題は氷山の一角ですが、結局のところ"目先のお金"(=価格)のために、公職に就く人々や組織として最も国民から必要とされる信用を失ってしまいました。
彼らの『職業価値』だけでなく、そこに多くの人材を排出している大学の『価値』までも低下させることになりますし、天下り規制が強化された時に「官僚は民間企業で通用しない」という彼ら自身の『人材評価価値』にまで低下させます。

そして、個人レベルでも、私の知る限りにおいて『価格』を追いかける人は、かならず『価値』を見落とし、結果的に信用を失っていきます。
そういう人種の"人生の価値"="価格(お金)"だからです。



どうも、『価値』と『価格』の違いが分からない日本人が最近どんどん増殖しているように感じます。



中国への進出コンサルティングで、一番最初に苦労する問題であり、日本人に対して理解と安心感を与えてあげないといけないことが、"中国、中国人、中国企業の信用度"という部分です。
その逆(中国人に対し日本の信用度を理解してもらう)は、今は、まだほとんど苦労しません。
*"今は、まだ"です。

海外と仕事をしている人はよく分かると思いますが、海外から見た日本(人)の良い面として「勤勉、誠実、安心、信頼、繊細、努力、忍耐」などというイメージを持たれています。

これは、私たち日本人の先人たちが作り上げてきた『日本人の価値』で、海外からの評価です。
日本の高度な技術も、元来、忍耐強く努力していくといったような"日本人気質"により蓄積されてきたものだと考えてます。

この『価値』は決して数値で表現できるものではなく、いくら新興国の富裕層たちが欲しくなってもお金では買えないほどの誇れるものです。



金融資本主義社会、グローバル化というのは、何も全てを欧米の真似をし、後追いし、飲み込まれていくという意味ではなく、そこで日本(日本人)の特徴を活かしたビジネスを世界で展開できるチャンスと捉えていけるのではないでしょうか。

そのために、先人たちが長い年月をかけて蓄積してきた『日本人の価値』を考えてみてはいかがでしょう。




PS.
『価格』だけを追いかけて平気で食品偽装するような日本人へ。

失った『価格』はすぐに取り戻すことはできますが、
失った『価値』はなかなか取り戻すことができません。

仕事関連〜北京の農園

新しい(第3)北京空港からすぐ近く、北京の投資会社が政府から農地を買上げ(厳密には借地)、巨大な農業観光地を作っています。
北京農園1(投資会社によるイメージ)

ここの農園は世界各国の農業技術を中国に誘致し、農作物を栽培し、投資会社が有する流通ルートで中国国内または海外に農作物を販売する目的と国内での農業観光を目的とし、投資会社は農地を無償提供する代わりに利益マージンを得るというビジネスモデルです。

既にイギリス・フランス・ドイツといった欧州の国々の企業が投資会社とライセンス契約を行い、第1期工事が始まってます。
第1期の面積は、全体の広さ=約42万平米(農地面積=約39万平米)という広さです。
北京農園2(第1期)

投資会社としても第2期は日本の農業技術も期待しておりますが、私自身が日本の農業関係とのコネクションや農業関係の知識も持ち合わせてないため、無償とは言え、なかなか日本の農業技術の誘致を行うことができませんので、当ブログにて公開してます。
興味や関心がありましたら一度問い合わせ下さい。
(*人数を集めてから農園見学ツアーを実施し、直接投資会社との面談を計画しております。)



このように無償または海外の安い土地と安い労働力を借りて、日本の農業技術指導により安心安全な農作物を安く日本に提供していくことも今後避けることができない日本の少子高齢化社会で、将来の日本の食料危機を回避する一つの手段となるのではないでしょうか。

テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス

中国人視線で日本を再発見

北京の超富裕層たち20人ほどが日本への観光を心待ちにしてます。
彼らは""が付く金持ちたちなので、普通のツアーや観光地では満足してもらえません。
(同じ富裕者でも上海と北京とではかなり要望が違います)

ということで、今週、京都に詳しい知人に頼んで1日京都を案内してもらいました。

今まで何度も京都には行ってるのですが、金持ちたちの要望を頭に叩き込み"中国人視線"で京都を歩いてみると今までとは全く違う京都が見えてきました。


普段なら何も感じない場所がすごく新鮮で日本的に感じたり、
世界中の至れり尽くせりの金持ち相手サービスとはちょっと違う"手間"が日本的だったり、
リゾート地では味わえない一つの場所で"季節感"を感じることができたり、
北京の金持ちが望む"空間と時間"の贅沢価値を感じたり。。。。

仕事で中国富裕層向けの観光誘致コンサルティングをしている関係上具体的には書けないのですが、日本の良さ、京都の良さを再発見できた1日でした。

実際に私のような一般人では考えられない旅行代金を払って来る予定の中国人富裕者たちが全てのコンテンツに対し満足するかどうかは分かりませんが、恐らく今回再発見した京都コンテンツのいくつかはその対価に見合うのではないかと思ってます。

たぶん、京都だけでなく日本中をChinese eyeで歩けば数多くの日本の良いところを再発見できるだろうということも感じました。



ところで、今回の中国富裕層に対する提案型旅行、私にとっても一つのビジネスモデルのスタートという位置づけになっています。

既に富裕層顧客がいて、その顧客の予算とリクエストがあり、それに対し満足度の高い(旅行)商品を作り提供する。

一見、楽なビジネスモデルのようですが、一度で満足させないとせっかくの重要顧客案が逃げていってしまうので案外神経を使います。
逆に満足度が高ければ、中国の富裕層独特の口コミ効果で他のグループへの旅行提案や、他のビジネス展開が広がっていく可能性もあります。
(なので、自ら歩いてるワケです)


格差が益々拡大している中国では、このような1 to 1に近いグループ提案型のビジネスモデルも今後増えていくだろうし、"日本"、"日本人"が提案できることはまだまだ沢山あるように思います。

実際に、ドイツの投資会社やフランスの旅行会社などは既に彼ら(今回来日予定の同じ富裕層グループ)へのグループ提案型のビジネスを展開し実績を重ねていっています。

日本も負けないように、中国富裕層とコネクションのある方は参考にされて、どんどん攻めていってはどうでしょうか。

テーマ:中国ビジネス - ジャンル:ビジネス

四川大地震のこと

5月12日、午後2時半頃、北京市内の珈琲にいました。
フラフラとした感じ、連休明けからすぐの北京でのハードワークのために目眩がしたのかと思った程度の北京での揺れ。
地震の情報を知ったのは、それから3時間ほど後、滞在しているマンションに一端戻った時でした。


13年前の記憶がよみがえってしまい、私は先週日本に帰国しましたが、四川の地震発生の後は、ずーーーーと地震のことばかり考えてました。
(仕事の時は割り切ってたつもりなんですが、もしかしたら、打合せの時なども、頭が別の方向にいってたかもれません、クライアントの皆様、スイマセン)



地震発生から半月が経過しましたが、この間、私は仕事の打合せのなどで人と会った際に中国人、日本人に関わらず必ず地震のことを話題にするようにしてました。

それは、私自身が13年前神戸で被災した際に「風化」させたくない、させないで欲しいと感じたので、ことあるごとに僅かでも話題にしていくことが私ができるほんの僅かなことなのかもしれないという意識においてのことです。

神戸の時も、日が経つに連れ次第にメディアでの地震に関する報道時間も短くなり、他の番組が多くなり、巷の話題からも消えていき、被災地域以外では平然と日常の話題に移り変わっていきました(たぶんそれが当然のことなんでしょうが)。
その中で被災者は、疎外感や孤独感を感じてしまうという感覚は地域、民族、被害の大きさが違っても同じ感覚だろうと思います。


人々の記憶から「風化させない」ために、中国のメディアに訴えかけ、ことあるごとに話題にし、ブログでも書いていこうと考えてます。

テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

仕事関連~中国人観光客へのダイレクト広告

中国→日本のインバウンド向けの広告ツールとして、

弊社では中国企業と提携して上海の出入国管理センター(上海市因私出入境服務中心)内にラックを設置し、上海市及びその周辺地区の日本ビザ取得者(観光・留学・ビジネス)やパスポート申請者に対してカタログやパンフレットを持って帰ってもらうようにしております。

出入国管理

設置場所:日本向けビザ申請・発行所/出入国管理センター総合案内所前

(写真は日本向けビザ申請・発行所)

カタログ・パンフレットの設置価格は10万円~/月額
*弊社クライアントも既に富裕層向旅行パンフレットを設置(下段)


連休中、日本のところどころで多くの中国人観光客を見かけた方も多いと思います。
そんな中国人観光客などに、事前に店舗・地域情報などを与えて、観光誘致したいという企業やお店の方がおられましたら、弊社まで問い合わせ下さい。

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「ニーズ」の変化と「基準」の変化

一昨日、中国(北京)富裕層の顧客満足度について書いたところ、早速「一般の中国人の顧客満足度はどんな感じなんでしょう?」っていうメールを戴きました。


例えば、上海で按摩に行って、上手だと思う人にあたって、その後何度か指名して按摩してもらい、相手もだんだん慣れてきて最初は一生懸命だったのに3,4回目ぐらいから手抜きをされるような経験をされた方も多いと思います。

中国人の友人と話しをしても、そんな按摩師(店)のような顧客サービスの考え方は中国では一般的で、消費者(顧客)の方も当然という理解です。
一言で言えば、「日本のようなサービスを受けたければ、カネを払え」ということです。

まぁ、だいたい90分で60元程度(900円ほど)の按摩店で、日本人の望むような顧客サービスを永続的に受けれるなんて思う方が間違っているんですが。。。

中国で"一般"というのは難しいんですが、上海ローカルの一般的なサービスイメージということではこんな感じかなぁって思います。




日本のように私たち庶民が行くような一般的な店でもある程度のサービスが受けれるレベルの国は極めて希です、というより特別高い料金を払わないでも均一的なサービス教育が行き届いているという意味では日本は世界最高レベルだと思います。

サービス業に限定して言えば、その日本を『基準』にして、中国進出後に従業員教育をすれば、それには大変な時間とコストがかかりますし、まだそこまでは付加価値として求めてはいないのが"一般的な"中国のサービス業の現状じゃないでしょうか。


そして、中国でのサービス業の『基準』をどのレベルに設定するか?
これは今後日本企業が中国市場戦略をしていく上では、自社のサービスと顧客ターゲットを見極めながら、顧客の要求変化を常に敏感にキャッチし続けていく必要があります。
(上述の従業員教育のように、中国では付加価値創造のコストはそのレベルにより案外高くついてしまいます)


例え上海の一般的なサラリーマンやOLを対象としたサービスであっても、今の中国は国全体の変化のスピードと同様に、顧客ニーズの変化への対応を迅速に行っていかないと、顧客不満足度が高くなって、あっと言う間に顧客にそっぽを向かれてしまうような市場でもあります。




PS.
最近、問い合わせなどメールを戴くことが多くなってきました。
感謝、感謝です。

が、面白いことに、個人でメールをくれる方の特徴として、
中国の方は、本名とどんな仕事をしているかなど礼儀正しく書いてこられます。
逆に、日本の方は、名前も匿名でアドレスもフリーメールだったりということが多いんです。
(企業の方は当然しっかりとしたメールを書いて戴いてます)

私自身が匿名でブログを書いていれば、匿名でも何でもいいんですが、、、
匿名で書いて来られた場合には返事はできませんのでご了承下さい。


私のところに来るものに限って言えば、メールのマナーという『基準』は中国人の方が上かもしれない。

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中国(北京)富裕層の顧客満足度

先月、北京で全く同じような考え方の社長2人と話す機会がありました。
全く違うタイプの彼らの話を通して今後の中国(北京)の富裕層"顧客満足度"に対する考え方が見えてきます。


一人は北京郊外(南4環路)で「自動車整備工場」を経営する社長。
94年に会社を設立し、既に14年目に入るという会社です。
社長は叩き上げの職人っていう感じで、人情派タイプ。

社長曰く。
・14年間ずっと「顧客第一」の姿勢を崩さず丁寧なサービスに徹している。
・車の整備・部品というハードを売っているのではなく顧客サービスと信頼というソフトを売っている。
・一度彼らの顧客になれば他に顧客を奪われるような事はないという自信を持っている。
・中国には偽物の自動車部品は多いが、それらは絶対に扱わないし従業員はそれを見分ける力を持っている。
・一定金額以下の車の修理はしない。(高級車のみ)

94年から北京の富裕層顧客の心を一人づつ掴んできて成長してきた企業です。

彼の会社のモットーは
『顧客は車を運転するだけでいい、後の整備・修理・保険などは全てお任せ』
で、粗利率は約80%。。。



もう一人は、北京の経済中心地(CBD)の近くのビルで「オーダーメイドシャツ」の専門会社の社長。
この会社はまだ創業一年半と短いが、着実に顧客を増やしてきています。
社長は、米国・日本で留学経験があり、ゴールドマンサックス出身で自身もモデルというイケメン社長。

社長曰く。
・「顧客第一」の姿勢を崩さず丁寧なサービスに徹している。
・シャツを売るのではなく、ファンションセンスというソフトを売っている。
・中国製ではあるが日本製に負けない縫製技術に自信を持っている
・当然、スーツなどシャツ以外の注文もあるが、一気に商売を拡大するつもりはない。
・北京でのビジネスは人と人の信頼関係が重要で特にオーダーメイドの分野では1to1の徹底したサービスが重要だ。

彼の会社のモットーは
『北京の人に本当のファッションセンスを身につけてもらいたい』
で、日々、富裕層顧客を増やしていっている。



この二人、年齢も経歴も仕事内容も全く違ますが、話をしていると全く同じことを言っているように感じました。

"顧客重視"という経営視点では2人とも全く同じ視点で、実際にはモノを売っているのですが、顧客に対して『ハードではなくソフトを提供している』という経営意志を社員にも徹底させています。

そして、前者は修理技術に、後者は縫製技術にと中国国内技術でありながら彼らの技術に自信を持ちながら、技術を全面に押し出さずサービスというソフト面を重視している点も共通しています。


実際に彼らと話をし、日本企業のサービスレベルに近づいてきていることも分かり、彼らも"日本的サービス"は非常に素晴らしく見習いたいということです。
でも、私の意見としては、まだ北京の富裕層と言えども日本のような繊細な顧客サービスまで求めていないということと、あくまで北京の富裕層というターゲットに限定されたサービスであるということです。


顧客の知らぬ間に「かゆい所に手が届く」という日本的サービスまでは必要じゃないけど、
顧客に「かゆい所を聞いてあげる」ぐらいの感じが今の中国(北京)の富裕層顧客満足度を満たすサービスであり、富裕層をターゲットにした市場進出の際の従業員教育のヒントになるんじゃないかと思います。

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■仕事関連〜上海の格安飲食店物件〜


私のような仕事をしてると、日本人からも中国人からも、こんな情報あるんだけど・・・ブログで書いてくれないかという依頼もあります。

信頼できるかどうか分からないような情報まで書く気はないので、この目で確かめた確実な情報のみ、依頼があれば今後書いていくようにします。

で、本日は友人(日本人)の経営する上海の飲食店物件情報デス。

=====売り物件情報=================
■場所;上海虹橋地区(長寧区)
*上海国貿ビルのすぐ近くのオフィスビルの1階部分(28階建) *下図
■面積;650平米(実質面積)
*建築面積は860平米
■家賃;6万5千RMB/月額 (約100万JPY)*管理費込み
*3.3元/天/平米
■保証金(デポジット);11万RMB(約160万JPY)
■物件譲渡費用;初期に65万RMB(交渉可)
*日本料理店の現状での引き渡し(営業権・調理機材・鉄板・テーブルなど)
■契約期間;5年
==============================

中国の物件で一般的に使う平米1日あたりの単価に算出すると、なんと3.3RMB/日/平米です。私が見ても場所的には大変いい場所なので、この家賃は格安だと思います。
(でも、このあたり、日本料理店での進出は超激戦地区のためお勧めしませんが・・・)
興味ございましたらメールフォームより問い合わせ下さい。

building.jpg
(*物件の入ってるビル)

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